Brussel 鉄道三昧

2007-11-21(水) 宵


ホテルからはベルギー国鉄(SNCB)の ブリュッセル北駅も近いので列車を見に行きたい、またトラムは何回も見たけれど、是非乗ってみたい、 ということで、夕食もそこそこにとりあえずブリュッセル北駅に向かいました。
ブリュッセル北駅では、ホームには自由に行けるので、とりあえず ホームに出て手当たり次第に写真を撮りました。
この車両には、何故かずいぶんたくさん落書きがしてあります。ニューヨークの地下鉄、 もっと昔には労働運動が過激だった頃の国鉄の感じですね。

これは AM80 系 直流電車、1980-1983年に番号301〜440の140編成が製造され、1991-1993年に改造をしてモーターの出力増をしたとのこと。3両固定編成ですが、この編成を増結して、6両、9両、12両編成等にするようです。 この編成は見てお分かりの通り 332 号。

ホームの天井から吊り下げられた電光掲示板。フランドル方面行のためかオランダ語表示。
18時36分発 Kortrijk(Courtrai)経由Poperinge行き IC(Intercity)

2007-12-09 改正後の時刻表(今はこれしか参照できない)の Yellow posters(駅出発時刻表)で検索すると、 18時32分発 IC 2340 列車に対応しているらしい。その経路は下記の通り

路線図 によれば、終着のPoperingeは、フランス国境に近い町だが、鉄道はフランスまで続いていないようだ。

18時37分発 Leuven(Louvain)経由Luik(Liege)のGuillemins駅行IC
新時刻表でも同時刻発 IC1717 列車

M4 系客車、M4 ADx 形か?
(日本のロ、ハが A,B、Dがフにあたるらしい。x は、推進運転用の運転台付か?) 運転台から離れたほうに黄色の線が入った1等車があるらしい。
同上
同じ列車の M4 系客車か
21 形直流電気機関車 1984-1988の間、2101-2160の60両が製造された。
この2135号機は1987年製。
上記の M4 系客車を牽引/推進している?
AM 96 系 直流電車
「最後尾かと思ったら、先頭運転台付のようです。 強烈なお顔です。衝突時の衝撃緩和目的かなと思ったりしたのですが、複数の編成を増結する時のためとの話も。 ゴム電車」と呼んでいる人もいるようです。
3両固定編成で、編成番号 441 から 490 の50両は交直両用、編成番号 501 から 570 の70両は直流専用
この560号編成は2000年製
これも 21 形直流電気機関車
この2158号機は1988年製。

4番線で、下の3枚に写っている Gent 行 IC の M6 系客車を牽引/推進している。
(写真をクリックしてホームの列車案内を拡大するとよく分ります。)

18時45分発 Aalst(Alost)経由Gent(Gand)のSt.Pieters駅行IC
新時刻表でも同時刻発 IC2239 列車 4番線

車両は M6 系客車。黄色の線が入った1等車

同上 M6 系客車。黄色の線が入った1等車
M6 系客車 M6 B 形 2002〜2007年の間に62001〜62195の195両が製作された。 この車両は 62131 号
これもホームの天井から吊り下げられたコンソール画面。 現在時刻の 18:41 には既に発車時刻を過ぎている列車もある。
この表示の訪問時のものと、現在の時刻表で調べたものを対比させてみた。

Antwerp 方面の列車は いろいろ変更があったようで、他方面の列車とは違い、簡単に対応がつきません。

AM 96 系 直流電車の ADx ユニットか?
1等車側だけが写った? SNCBのマーク「B」は、少し運転台側のため見えない?
前後関係から、4,5番ホームにいると考えられるので、これは3または7番ホームの列車だろう。
2階建でないので、 M6 系客車ではない、窓の形から M4 系客車ではないと思われる。

Tram に乗ろう


SNCBの列車を撮影した後は、トラムに乗ろうということで、一日乗車券(4ユーロ)と路線図( こちらで見えるものと同じもののようです。)を入手しました。下記は券面に書かれた注意書き。

昨日の昼に並行して走っていた、地下に潜ったりするトラムに乗って、例の噴水の Montgomery まで行って、 帰りは地下鉄に乗ろうと計画しました。
路線図を見ると、北駅からTram 25 に乗って行けば良いと分ります。

ホームは地下にあります。実はこのあたりから、25 と 55 を勘違いし始めていたようです。
通勤客で満員の電車が来ました。
7900 形7910 号です。 いそいそと乗り込みます。ところが、実はこれは Tram25 ではなく、 Tram 55 だったことに、その時は気づきませんでした。

電車はすぐ地上に出ました。Montgomery は終点ではないから、降りそこねないように気をつけなくてはいけない。 でも地下駅なので、もう一度地下に潜ったら注意だ。と、思って気楽に乗っていました。
だんだん空いてきて、座れるようになりました。あるところでどっと人が降りたので、せいせいと座っていたら、 運転手から何やら話し掛けられて、終点だということが分りました。

地図のA地点がホテル、B地点が北駅、C地点が Bordet駅(Tram 55 の終点)、D地点が Montgomery。

運転手とは一応英語で話せて、Montgomery なら、あちらから乗って戻って、De Brouckere で地下鉄に乗り換えればよい、 と教えてくれました。(Tram 55 は、旅行当時は Silence まで行っていましたが、2008年6月30日付で Rogier までに短縮 されたので現在は De Brouckere まで行っていません。)
その運転手の Tram がすぐ折り返すのではありませんでしたが、反対向きに乗って戻り、北駅の少し手前の Liedts という ところで降りました。地下鉄でなく、敢えて Tram 25 が地下に潜るのに乗りたかったのです。
停まっている Tram の運転手に聞いて、暫く待って Tram 25 に乗り換えました。

地下に潜って間もなく、Montgomery に着きました。
路面電車の駅が、そのまま地下に潜った感じです。
地下鉄の Montgomery 駅ホームの天井から下げられた駅名と到着時間の案内
上の右側の電光掲示板
地下鉄の車両。番号257から推察すると、 257+357+258 の3両編成(U3)の端の車両。 実際にはこれと2両編成(U2)を連結して5両編成(U5)として運用していた可能性大

最初は、1980〜1981年にかけて造られた2両編成の 201+202 から 263+264 の32編成があった。 その中間に、1991〜1992年にかけて 301 〜 363 の32 両を造って挟んで3両編成としたもの。 (Subway Brusselsの情報による)

大聖堂を見よう


バスで聖ミッシェル大聖堂の横を通った時にちょっと説明があったのですが、よく見えなかったので、是非見ておきたいと思い、 地下鉄を中央駅で下車しました。SNCBの中央駅に行く地下道を通って、外に出たのですが、方向が全く分りません。
とりあえず見えた教会の写真を撮りました。
結果的には、これは La Chapelle de la Madelene という教会でした。

地図のA地点が中央駅、B地点が Cathedrale Saint Michel et Gudule、 C地点が La Chapelle de la Madelene、D地点が Grand Place。

結局、市庁舎の尖塔を目印に、方向に向かい、場所の見当がついてから 改めて大聖堂に向かいました。
下の写真のように、Rue d'Assault から、Cathedrale Saint Michel et Gudule に向かうことになりました。



帰りは、Dexia Tower を目印に歩いて帰りました。 途中に寄った店で、缶ビールを買って帰って飲みました。
あとから考えると、何でわざわざベルギーのビールを飲まなかったのかは不明。 単に最も安いものを買ったのか?

3本飲んだように見えるかも知れませんが、1本です。念のため。

  

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