Diekirch の小学校の視察

2007-11-19日（月）午後

午後は引き続き、 Diekirch の小学校を視察しました。
まず、午前のLCD（下図Ａ地点）から小学校の本校（下図Ｂ地点）まで、歩いて行きました。
参観は低、中、高学年に分かれました。高学年だけは分校（Walebroch校舎、下図Ｃ地点）にいるので、バスに乗って行きました。

	LCDの裏手から北に向かって歩きます。
	道路の北側に渡ります。
	工事中で、その予定が看板になっています。（写真をクリックすると拡大できます）高学年がWalebroch校舎にいるのは工事中だからのようです。
	こちらが小学校のようです。
	左側の建物の手前の入口（写真をクリックすると看板部分が拡大されます）やはり小学校でした。
	同じく奥の方の入口（写真をクリックすると看板部分が拡大されます） "Al Hotelschull" はルクセンブルク語？？　Google検索して見たら、出た８件すべてがDiekirch関係で、しかも括弧付きです。と、いうことは、殆ど固有名詞のようです。 Salles des Fetes は一般名詞のようです。公会堂ないし祝宴広間みたいなものでしょうか。
	突き当たって右を見たところ。左側が工事中
	バスでWalebroch校舎に行きました。正面に見える建物です。
	Walebroch校舎
	元は会社のオフィスだったそうです。（写真をクリックすると看板部分が拡大されます）

Walebroch校舎での授業参観

私はWalebroch校舎の方に行きました。午前中の説明の席にも同席していた小学校担当 inspector のうち、午前の写真の右側から２人目の方が案内して下さいました。

地理の授業を見ました。国別の人口密度のグラフを作っていました。
英語のできる先生で、日本の略号（グラフの横軸に書くため）、人口、面積などについて聞かれました。その答えをもとに人口密度を計算してグラフに書き加えていました。
日本の略称はJPNで良かったかな。数字を英語で言うのは大変です。１億２千万人とか、37万平方キロメートルとか、一旦数字をメモに３桁区切りで書いてからでないと、すっと一瞬にして英語で言うことができません。
そこで冷汗ものだったので、あとの授業の内容はすっかり忘れてしまっていました。
算数の授業を見ました。机の配置が変わっていたので、学生から質問が出ました。
もともと会社のオフィスだった建物を仮に使っているので、配置がわかりにくく、また、一旦入って戸を閉めると、外からは全く中の様子が見えないので、移動する時に、ちょっと遅れたら迷って行き場を失ってしまいました。
宗教の時間があって、その管轄は教育省でないので、宗教の時間は見学できないのだとinspectorがおっしゃっていました。宗教との教育の関係が、日本ではちょっと想像できないことなので、大変興味を持ちました。
最後、学校の玄関のところで、子供達が大はしゃぎでした。
カリキュラムの具体的内容を事前に勉強してあれば、教科書を見せてもらったりして、もっと興味深く見学できたろうと思いました。

本校の講堂での質疑応答

再び分校から本校にバスで戻り、講堂で質疑応答がありました。メモにとった範囲で以下に書きますが、今となっては何のことかよくわからないこともあったりします(^_^;

３歳から始まることにひとつの鍵がある。
４年生までは、先生が勉強を学科として教えるというよりも学んで行く過程、学ぶためのパーソナリティづくり
１クラスの人数は、公式には32名、実際には25名まで
少人数制の利点として、特に語学で個人指導ができることがある。
休み時間の意義
1. 子どもは動くことが必要
2. 室外でも、教師が子どもを観察する
学校と保護者の関係の問題はルクセンブルクでもある。
子どもをきちんと見てもらっていない、という不満、指導方針に対する不満、など
公開の会合で話し合う、個人的に呼んで授業参観してもらう、など
inspectorが加わる三者の話し合いによる問題の識別と解決ということもある。
１、２年生の場合、教育を100%学校が責任をとるために起こる問題
面談に応えない親もいる
教員資格について、幼・小は、欧州連合加盟国のいずれでも資格は可　話して書けることが必須
障害児の教育について、二つの場合がある
- 障害児用の学校
- 普通の学校＋必要な外部の支援
  学校は拒否できない。親がやっていけるかどうかを判断する。
EU内（27カ国＋４カ国＝31カ国）の学生交換プログラム
ドイツ　シュンゲン（シェンゲン？）
15年間のプロジェクト　先生を含めた交換プロジェクト

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