JIS規格「量及び単位―第0部:一般原則」より


ポイント

量=数値×単位 と考える。
量自体と、特定の単位で表した量の数値とをしっかり区別する。
グラフの軸の説明、表の欄の見出し、は 量/単位 の形で示すのがよい


(前略)

2. 量及び単位

2.1 物理量,単位及び数値

(中略)

 物理量は,相互に比較できる量の種類に分類することができる。長さ,直径,距離,高さ,波長などがこのような 一つの種類を構成する。相互に比較できる量は”同一種類の量”という。

 そのような種類からの一つの具体的な例を単位と呼ばれる基準量として選べば,この種類からの他のいかなる量も この単位によって,この単位と一つの数の積として表わすことができる。 この数は,この単位で表わした量の数値と呼ばれる。

(中略)

数値と単位の積である物理量は、このように単位の選択には無関係である。

(中略)

数値の表記方法についての注意事項  量自体と、特定の単位で表した量の数値との間の区別をすることが重要である。 特定の単位で表した量の数値は、量記号を波括弧"{ }"で囲み、単位を下付添字として示すことによっても表すことができる。 しかし、数値は単位に対する量の比として明確に表現するのがよい。

    

   備考 この表記方法は,グラフ及び表の欄の見出しにおいて,特に有用である。

(以下略)

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