定例会会長挨拶

金 承革(常葉大学 健康科学部静岡理学療法学科)

このたび,第39回臨床歩行分析研究会定例会を常葉大学(静岡市)で開催させていただくことになりました.3次元動作計測の原理や分析方法の開発や,動作分析の診療報酬化を達成してきた歴史ある研究会の定例会(学術集会)を開催できることは,非常に光栄です.
動作を計測する装置やその操作をするアプリケーションは飛躍的に向上して利便性が高まり,3次元動作解析システムが日本中の研究所,病院で導入されてきております.前述しました通り,動作分析の診療報酬化も既になされております.後は,ルーチン検査として臨床で動作計測を定着させ,運動障害や運動特性のより客観的な表現と,適正なデータ解釈がなされることが必要となっています.
そこで,この必要性が少しでも満たされるための活動が促進されるよう,今回の定例会のテーマを;

「運動機能・パフォーマンスの検査法確立へ向けて」

と致しました.このテーマに沿った講演を企画しております.会員の皆様,あるいは動作計測をこれからなされようと興味を持たれている皆様,奮ってご参加いただきますようお願い申し上げます.