Kubo's Junk RoomVersion 0.2 (2002年12月2日)
停電時のオートシャットダウンに周辺機器(外部SCSI機器、HUBなど)が連動するようにUSBを利用した連動電源ボックスを自作した。これは停電時に周辺機器がUPSのバッテリーを喰い尽くすのを防ぐためである。写真中央のケーブルがUSBケーブル。本当はUSBコネクタを実装したかったが、基盤用メスコネクタが手に入らなかったので直接付けである。また右端はニューズソケット。
原理は恐ろしく単純で、USBケーブルの+5Vを利用しリレーを動作させるだけである。ただ、+5Vを安定供給するためコンデンサをつけたりといった工夫は行なっている。
USBのパワーサプライは最大500mAまでしかサポートしないので、消費電力を抑えるためにコイル式のパワーリレーではなく、SSR(ソリッドステートリレー)を用いることにした。使用したOMRON G3M-202Pはフォトトライアック型でゼロクロス機能付き。なおLOAD側の耐入力は240Vで2Aまで。SSRはINPU側がOFFでもいくらかの漏れ電流(5mA以下)がある。ちょっと気になるが今回はよしとすることにした。330μFの電解コンデンサはUSB側の+5Vを安定供給するためにつけてある。コンデンサ手前のダイオードは電圧変動時に、他USB機器に電流が流れるのを防ぐため。本来なら1つで良いが、念のため+5V側、GND側両方につけた。またLEDをダイオードより手前につけることで、コンデンサの電気をフルにリレーに廻せるようにしてある。
問題点としては以下のようなところか。
次回はこの点を改良して製作するつもりである。なお、本製作にあたって最も高価な部品はUSBケーブルであった。
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