Kubo's Junk RoomVersion 0.2 (2002年12月2日)
VPL-VW10HTのランプは1000ANSIルーメンと非常に明るいため、どうしても液晶の黒浮きが目立つ。部屋を暗くできる状況ではもっとランプの光度を落しても構わない。SONYが暗い交換ランプを出してくれれば良いのだが、そうはいかないだろう。そこでカメラ用のNDフィルタをレンズの前におくことにする。
カメラ用フィルタは樹脂フィルムを利用したフィルタとガラスフィルタに分けられる。フィルタがかなり熱を持つことが考えられるので樹脂フィルタは避け、ガラスフィルタのケンコー株式会社 ND2 PROフィルタ(95mm径)を利用することにする。なお、VPL-VW10HTにはフィルタ溝が切ってないので、なんらかの方法でレンズに固定しなければならない。購入直後はマスキングテープ(接着力の弱く糊が本体に残らないから)で固定していたのだが、やはり取り外しが面倒なためプロジェクタのレンズキャップを改造することにした。
補修部品としてレンズキャップを手に入れ、カッタナイフでフィルター径に合わせて内側を切りとる。実際にはちょっと小さめに切りとっておいてじわじわ広げる方がうまくゆく。ただしポリプロピレン製なのでヤスリは使えない。フィルタが抜け落ちないよう、きつめに仕上げたところでフィルタをはめる。その状態が右の写真。
実際には95mm径のような大口径のフィルタである必要はないのだが、キャップ径と合っていて結構イイ感じである。このフィルタの上からはSONYのレンズキャップははまらない。未使用時にはフィルタを取り外して純正キャップをかぶせておくか、95mm径用のカメラ用キャップを買ってこなければならない。なお、実際にプロジェクタに装着すると左の写真のようになる。
ND2フィルタを装着することで、黒浮きは多少目立たなくなる。とは言え迷光対策を施していないので若干だが…。次回は余裕があればND4フィルタも試してみたい。
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